【臨時組合ニュース―速報―】2018年1月19日号(速報2号)

 今週はじめに行われました大学側との交渉結果につきまして
ここに臨時組合ニュース―速報―として結果の概要をお知らせさせて頂きました。
組合の総括、今後の対応などにつきましては
今月中の発行を予定しております組合ニュースにてご報告させて頂く予定です。

——報告内容————————
(交渉全般)
1 団体交渉途の概要報告 (書記長 松本)
2 組合アンケートについて (副委員長 大島)
3 その他(教研集会のお礼、組合のmail利用について)
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1 団体交渉の概要報告(書記長 松本)
合計4回の交渉内容
 日時:11月29日(水)10時00分〜10時50分(第1回)
 日時:12月27日(水)16時15分〜17時20分(第2回)
 日時:  1月12日(金 )9時00分〜10時05分(第3回)
 日時:  1月15日(月)11時30分〜12時10分(第4回)
 場所:いずれも本部棟の1階、もしくは3階の会議室
 団体交渉出席者(速報につき詳細は記していません)
   組 合 側:大日方委員長・ほか最大9名
   大学当局側:藤田理事、松浦理事、鈴木総務部長ほか人事労務課職員、ほか計8名程度

組合が求める「無期転換ルール」については大学側はこれを拒否、交渉により一部については
道筋をつけたものの、組合としては不服を表明、今後の継続した交渉に道筋を繋いだ!

 団体交渉は、1回目は、「無期転換ルールへの早急な対応」についての1点、
2回目以降は、それに加え、「退職手当問題」「組合と大学当局との定期的な懇談会
(仮称)の設置」の2点を加えて行いました。

 まず、最初に交渉開始のテーブルに大学当局側がついたのが大変遅く不誠実な対応で
あり、今回の交渉内容(スケジュール)・結果にも影響があったと考えています。

 その上で、第1回の交渉開始から短期間ではありましたが、4回にわたる交渉を継続し、
結果は別として年度内の規則改正の時期を勘案しての交渉を行ったことに関しては
誠実な対応であったと総括しています。
以下、速報版につき要点を箇条書きにまとめています。

・今後の大学当局側との定期的な懇談会(情報共有・交換の場)を約束した。これにより
 今後は交渉すべき内容・事案が発生した際には迅速に協議・交渉ができる場が確保された
 と考えており大きな成果と位置づけています。

・雇い止め問題については、組合が求める無期転換ルールは認められず、組合としては
 大変不服であり、認められるものではない旨を表明した。

・しかし、ハードルは高いものの一部の契約職員の無期転換については道筋を示めさせた。

・今後も引き続き、無期転換については、交渉を継続(本問題について決裂として、ここで
 打ち切るものではない)することを表明した。

・労使共に共通の認識にたつためには、予算や今後の契約職員の数やみこみ、シュミュレ
 ーションが必要であり、そのシュミュレーションと現在島根大学がかかえる契約職員の
 数について示すように要求した。→これについては大学当局から時期の明言はなかったが
 呈示されるものと考えています。

・今年度の無期転換ルールの組合側の要求は実現しない見込みとなりましたが、大学側も
 本問題については、引き続き考える姿勢を示しており、今後の交渉などへ組合側としても
 努力を継続していきます。

・退職手当の問題については、大学側は閣議決定された内容であり、大学の財政的な理由を
 背景に、組合側の要求を退けました。


2 組合アンケートについて (副委員長 大島)
概要:アンケート結果から見える職場の現状と今後の組合としての対応について
アンケートは,【紙媒体でのアンケートの配付⇒アンケートの回収⇒各設問の結果集計⇒

得られた結果の分析・解析】という流れで行われていました。実際にアンケートを行う場合,
アンケートの回収作業,回答の集計(特に記述箇所)に多くの労力を要するため,今回は
新たな試みとしてWEB上でアンケートを行おこないました。

 12月5日(火)~7日(木)にかけて松江キャンパスの全事務所職員向けに249部のアン
ケート周知用紙を配付すると共に,職員支部の方々には同用紙をメールに添付する形で
同時に周知を行い,12月5日(火)~11日(月)までの期間アンケートを実施しました。
その結果,78名の方々からご回答を頂きました。アンケートのURLにアクセス頂いた方の
数は143名でしたので,アクセスして頂いた方の約半数の方にご回答を頂いたことになり
ます。88%の方からはPCで,10%の方からは携帯で,1%の方からはタブレット端末でご
回答頂きました。

 アンケート結果の概要につきましては学内教研集会において報告をさせて頂きましたが,
回答を頂いた契約職員の方の約90%の方が有期契約職員であり,そのうちの60%の方が契約
には上限があるとお答えになっていました。また上限があるとお答えになった有期契約職員の
方々が希望される雇用形態として,75%の方が無期転換を希望し,17%の方が有期でも良いと
お答えになっていました。この事からも国立大学法人島根大学における無期転換ルールへの
早急な対応が必要だと思われます。

 職場に対する満足・不満足感の状況など、グラフなども交えて次回の紙ベースの「組合ニュース」
にてご報告させて頂く予定です。

3 その他(3-1教研集会のお礼、3-2組合のmail利用について)

3-1 教研集会のお礼
 第39回教研集会は、去る12月14日(木)18時〜20時に法文学部2階多目的室1にて予定どおり
行われました。今回のテーマは、「島根大学の働き方を考える~現状把握と課題解決に向けて~」
という事で、現在交渉を行っている「無期転換ルール」をはじめ、職場全体としての個々人の
モチベーションを高める事がやはり重要であり、そのため各支部から、以下のような発表があり
活発な議論が行われました。このような内容をふまえ、今後も組合は大学当局側と交渉を継続して
まいります。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
 中央執行委員会報告
    「組合アンケートについて」大島副委員長
    「雇い止め問題についての団体交渉報告」松本書記長
 支部報告
   1.「職場環境の安定化」(仮題) 報告者:谷口智紀(法文支部長)
   2.「教育学部における教育課程の変更と教育の質の保証という問題について」 
     報告者:西田忠男(教育支部長)
   3.「総合理工学部支部報告」報告者:倉田健悟(総合理工支部長)
   4.「学部改組を振り返る」 報告者:中務明(生物資源科学部支部長) 
   5.「事務系職員の超過勤務の実態を探る」 報告者:江角真琴(職員支部長)

3-2 組合のmail利用について
 組合では日頃から組合員の自由な情報や議論の場としてのmailを活用してまいりました。
これについては、引き続きそのような目的から、これを制限するものではありませんが、
現在、中執ではその利用につき「大学の運営や体制」にかかわる微妙な内容やその時期的な
ものにつて、検証を行っています。
 遠回しな言い方になりましたが、現在、昨年の組合mailのうち問題となる内容が見つかり、
議論・検証を進めております。まずは、その事のみを今回の速報ではお伝えいたします。近々、
発行されます組合ニュース(紙版)において、詳細をご報告させて頂きます。
 
-------------組合臨時ニュース(速報2号):以上